CourseraのThe Bits and Bytes of Computer Networkingの受講を終えた
CourseraでGoogleが提供しているITサポート専門家の養成を支援するためのトレーニングコース、The Bits and Bytes of Computer Networkingの受講を終えた。このコースはネットワークがテーマであり、前提知識は一切無くても受講することが可能である(但し言語はすべて英語、英語字幕アリ)。
コース内容
コースは全6週で構成される(なので大体2ヶ月が修了の目安である)。1つの動画は大体5分から10分ほどで視聴できるようになっている親切設計。そして各週の最後に理解度チェックのための確認テストがある。今回は課金をせず無料受講を選択したため、一部のリソースにはアクセス出来なかったが特に支障はなかった。
各週で取り扱うテーマは以下のとおり。
Week1 - Introduction to Networking
- The TCP/IP Five-Layer Network Model
- The Basics of Networking Devices
- The Physical Layer
- The Data Link Layer
Week2 - Network Layer
- The Network Layer
- Subnetting
- Routing
Week3 - Transport and Application Layers
- The Transport Layer
- The Application Layer
Week4 - Networking Services
- Name Resolution
- Dynamic Host Configuration Protocol
- Network Address Translation
- VPNs and Proxies
Week5 - Connecting to the Internet
- POTS and Dial-up
- Broadband Connections
- WANs
- Wireless Networking
Week6 - Troubleshooting and the Future of Networking
まずはOSI参照モデルを基本として、物理層から順にその仕組みについて辿っていき、その後はDNSやDHCP、NAT、VPNとプロキシについて学ぶ。ネットワークの接続方式についてもカバーされている。そして、コースの終盤にはIPv6やクラウドといった最新のネットワーク技術、dig
やnslookup
といったコマンドを使ったトラブルシューティングのHow toについても触れられている。
参考書籍
当初は補助教材として、この分野ではド定番とも言えるマスタリングTCP/IP 入門編を読もうと思ったが、無理に背伸びはせず平易に書かれていそうな書籍を幾つか選んだ。
- 作者:福永 勇二
- 発売日: 2016/03/29
- メディア: 単行本
また、コースで躓いた際に非常に役立ってくれたオンラインリソースも追加で載せておく。
感想
さすがにこのコースを一巡しただけで「ネットワークを完全に理解した!」とはならないが、もし今後ネットワークで分からない事があれば、まずはこのコースのどこかにその答え、あるいはそのための糸口があるのではないかと思えるほど充実したコース内容であった。また、ネットワークの知識については日々断片的に仕入れてはいたものの、どこかでそれを体系的に整理、あるいは束ねてくれるような機会を欲していたので、このThe Bits and Bytes of Computer Networkingはその最良の機会となってくれた!